巻き肩


こんなお悩みはありませんか?
肩こりや首の痛みがつらい
巻き肩の状態になると、首から肩にかけての筋肉が常に緊張し、柔軟性が低下します。その結果、筋肉が硬くなり、肩こりや首の痛みが起こりやすくなります。
頭痛やストレートネックが気になる
筋肉の緊張が血行を悪くし、脳への血流が滞ることで、頭痛が起こることがあります。また、巻き肩になると頭が前に出た姿勢になりやすく、本来ある首のカーブが失われてストレートネックにつながる可能性もあります。
姿勢が悪いと言われる/自分でも気になる
背中を丸める、肩が前に出るなどの姿勢のクセが、巻き肩を引き起こしているかもしれません。
呼吸が浅く、息苦しさを感じることがある
肋骨や胸周りの動きが悪くなり、深く呼吸できなくなっている可能性があります。
なんだか身体が疲れやすい
呼吸が浅くなることで酸素が十分に取り込めず、疲労がたまりやすくなります。
巻き肩について知っておくべきこと
巻き肩とは、左右の肩が前方内側に入り込んでいる状態のことです。巻き肩になると、本来であれば耳の直線上にあるはずの肩が、耳よりも前方に出てしまいます。肩から胸にかけての筋肉が縮こまり、姿勢が悪くなるだけでなく、さまざまな不調の原因となる可能性があるため、注意が必要です。
巻き肩と猫背は同じものだと思われがちですが、実際には異なります。猫背は、頭部や肩が前方に突き出し、背中が丸くなった状態を指します。一方、巻き肩は肩の位置が横ではなく前方に巻かれ、胸が垂れ下がっている状態を指します。症状が進行すると、猫背につながることが多いとされています。
症状の現れ方は?
巻き肩のままでいると、内臓が圧迫されて血流が悪くなることがあり、その影響で自律神経の乱れが生じ、頭痛や吐き気、全身の倦怠感などが起こる可能性があります。肩が内側に入り、肋骨の可動性が低下することで呼吸が浅くなり、疲れやすくなることがあります。また、呼吸数の減少や内臓への血行不良により、代謝の低下が見られる場合もあります。
巻き肩が猫背へと移行したり、身体の丸まり方が進行してしまう可能性もあり、巻き肩の段階でとどまっていた不調が、全身へと広がることがあります。そのため、巻き肩の状態を放置せず、早めに医療機関を受診することが大切です。
その他の原因は?
その他の原因として、現代ではテレワークの普及により、デスクワークを行う仕事が増えている傾向にあると考えられます。デスクワークを長時間続けることで、最初は良い姿勢を保っていても、次第に姿勢が崩れ、猫背のような状態になりやすくなります。猫背になると、背骨が曲がるだけでなく、巻き肩が強くなる可能性も高くなります。
また、パソコン作業や書類作業などで両腕を前に出した姿勢が長く続くと、大胸筋が収縮した状態が継続し、筋肉が硬くなって巻き肩を助長してしまうことがあります。
さらに、スマートフォンが普及している現代においては、自然と姿勢が悪くなりやすく、「スマホ首」や巻き肩になりやすいとも言われています。
巻き肩を放置するとどうなる?
巻き肩を放置すると、姿勢が悪くなるのはもちろんのこと、最悪の場合には内臓器にも影響を及ぼす可能性があります。巻き肩になるということは、猫背のような姿勢となり、それによって肺が圧迫され、呼吸が浅くなったり、疲れやすい状態が続いてしまうことがあります。
また、丸まった姿勢により、首・肩・腰などへの負担が大きくなり、それぞれの部位に痛みが生じるだけでなく、頭痛や吐き気、倦怠感などを引き起こすおそれもあります。
「たかが姿勢が悪いだけ」と思われがちですが、その影響は大きく、今は特に不調がなくても、時間の経過とともに症状が重くなるケースも少なくありません。そのため、巻き肩の状態を放置せず、早めに医療機関を受診することが大切です。
当院の施術方法について
巻き肩に対する当院の施術としては、骨格の歪みにアプローチする骨格矯正と、肩周りの筋肉の硬さにアプローチする猫背矯正が挙げられます。
巻き肩の原因には、骨格の歪みや大胸筋の過度な緊張などが多く見られます。そのため、骨格に直接アプローチする骨格矯正と、大胸筋などの筋肉に対してストレッチを行う猫背矯正は、当院では特に効果が期待できる施術です。
パソコン作業などのデスクワークをされている方は、自然と巻き肩やストレートネックになりやすい体勢で仕事をする機会が増えています。最近巻き肩が気になっている方や、姿勢の崩れを感じている方は、ぜひ一度ご来院ください。
軽減していく上でのポイント
巻き肩の状態を軽減していく上でのポイントとしては、原因の一つである骨格の歪みを整え、それに関連する筋肉の柔軟性を高めることが大切になります。
特に巻き肩になりやすいのは、デスクワークなどで座る時間が長い方や、腕を前に出した状態で作業を行う方です。そのため、日常生活の中で自然と巻き肩の状態になってしまっている可能性が十分に考えられます。
長時間同じ姿勢で座っている場合や、作業中には軽く肩を動かしたり、一度深呼吸をして体を軽く動かすだけでも血流が促進され、筋肉のこわばりを防ぐ効果が期待できます。
セルフケアとしては、大胸筋のストレッチや「猫のポーズ」など、体を伸ばす動きを取り入れると良いでしょう。普段から姿勢が気になる方や、心当たりがある方は、ぜひ意識して取り組んでみてください。